*

Diary

2006年3月

瞳に舞う桜

瞳に舞う桜
早いもので公演から2週間がたちました。桜の花も咲き始め、みなさまお花見の計画を立てていらっしゃるころでしょうか♪
今回は、スタッフの上田が劇中のシーンから着想を得た詩をお届けします。
そのシーンとは、アンケートでも印象に残ったという声が多かった、「勇の父親(クサナギ)と母親(美代)が桜を見上げながら話すシーン」。
どういうシーンだったかと言うと……

ほんとうはまだ3部咲きくらいの桜。目が不自由な美代に、「感覚をとぎすませてみろよ、満開だ」というクサナギ。美代はクサナギが夫だということがわかっている。そして美代の瞳にはいつか2人で何回も見た桜が、鮮やかに今見える。
夫婦は10年ぶりに言葉を交わす……

だからタイトルは「瞳に舞う桜(ひとみにまうはな)」。桜と書いて「はな」と読みます。脚本の齋藤が案を出してくれました。

すこし裏話をさせていただくと、まだ公演へ向けての稽古の真っ最中、私はこのシーンをイメージしてピアノ曲をつくりました。公演2日目には、実はお客様がお帰りになられるときに、舞台袖でさりげなく生演奏していました☆
公演が終わってからその曲につけた歌詞が、この詩です。

ちなみに1番はクサナギ、2番は美代、3番は2人で歌うパートになっています。
このあいだ、実際に役をやった2人の歌で、私のピアノ、団員のコントラバス、ヴァイオリンも加わって演奏したんですよ。

<瞳に舞う桜>

1 不器用な言葉 もてあまし続け
  いつからか自分の弱さから逃げて
  素直になれずに すれ違いにも慣れた
  近くて遠い距離に ただ立ち尽くし

  最後まで 嘘ついて でも自分を騙しきれずに
  魂は めぐりゆく もう一度 出逢うため
  桜舞う頃

  今なら

2 言えなかった言葉 しまいこんだまま
  今年もこの季節 胸の奥うずく
  あなたは今でも 心に生きてる
  きっとまた会える日が 来る気がして

  ただ一度 もう一度 もしもあなたに言えるならば
  ひとつだけ 伝えたい 10年の 時を超え
  桜の下で

(美代)ありがとう  (クサナギ)会えて良かった

3 あのときからずっと 想いは色あせない
  今ここに見える ほら 瞳に舞う桜

「ありがとう」「会えて良かった」
面と向かってはなかなか言えずにすごしてしまう言葉かも。でも私は、本公演、そして劇団ピーターパンそのものを表すのにまさにぴったりな言葉だと思っています。
そしてお客様にとって劇団ピーターパンが、こう言っていただけるような存在になれたらこれ以上嬉しいことはありません。まさに「一期一会」。。。
私は今音大にいるのですが、今回団員が自分のつくった音楽で感動してくれたことに大きな力をもらいました。ピーターパンはHOME。各自のフィールドで自分の可能性を広げる際、原点となる体験ができる場所。そう思っています。

桜の季節

f53f67c2.JPGこんばんわ。スタッフの平川です。
三月も後半になり、
気候も徐々に暖かくなってきていますね。
TVから「ソメイヨシノが開花します」という言葉が
聞かれるようになってきました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

公演が終わって早くも10日が過ぎようとしています。
ここを訪れてくださっている方も
だんだんと少なくなってしまっているように思います。
淋しいので、今公演『レクイエムが舞う頃に』のちょっとしたお話を
したいと思います。
と言っても本当にちょっとかも・・・

この写真に写っている木は、桜の木です。

そうです。
今回、舞台美術で多くの方々に評価をいただいた桜の木。
あの桜の木の元となった木です。
大道具スタッフが見つけた作業場に偶然にも在った立派な桜。
彼らはそれを想像しながら枝の質感を考えたり、走行を考えたりしていたんです。
その木がある場所は、藤沢市長後公民館。

近くにお住まいの方は、どうぞこの桜の木の実物を眺めて見てください。
まだ、桜は咲いてないかなぁ。私も近いうちに。

公演を終えて・・・

dc838a10.JPGこの度は劇団ピーターパン第2回公演『レクイエムが舞う頃に』にお越しいただき誠にありがとうございます

皆様のおかげで両公演とも無事に終えることができ、両日とも満員のお客様に迎えられて公演を行うことができました
本当にありがとうございます
また両日とも開演の時間が遅くなってしまい、またその旨を十分皆さんにお伝えすることもできませんでした
その他にもたくさん不手際がありました
ほんとうに申し訳ございません

長かった今公演期間もあっという間に過ぎていってしまいました
まるでいつかの夢のように
けどそこには確かに存在したという痕跡があります

演劇というものに出会い、引き込まれ、今日に至るまでいろいろなことがありました
また今公演を行う中で人と人のつながり、絆のすばらしさをあらためて感じずにはいられませんでした
それはパンフレットや公演後のあいさつでも機会があり、そこでも言わせていただいたのですが、ここでもあらためて言わせていただきたいです

前回の公演、そして今回の公演とほんとうにすばらしい人達と出会いました
まわりを見渡すとほんとうに多くの人がいます
その絆の一つ一つがピーターパンを支えてくれています
それぞれの出会いが絆が廻り廻ってピーターパンを形づくっています
人一人でできることなんてたかがしれています
多くの出会いの末にこの公演があります
もちろん来てくださったお客様もその一人です
お客様にとってこの公演が、少しでも心を動かすもの、心に残るものであれば幸いです
お客様の笑顔が言葉がピーターパンの原動力となるのですから

そんな団員も含め出会ったすべての人に僕が今一番言いたい・伝えたい言葉
“ありがとう”
ほんとうなら出会ったすべての人にこの言葉を言って回りたいです
しかしさすがに無理があるので、このような場で言わせていただきます

ありがとう

ほんとうにありがとうございます

僕達は劇団と名乗るにはまだまだ足りない部分がたくさんあります
それでも、会場でお客様からあふれんばかりの想いをいただきました
お客様がピーターパンの世界を、“HOME”を少しでも感じていて共有できていたらほんとうに幸せです

季節は廻っていきます
前回の公演が終わり、夏が来て、秋が来て、冬が来て、
今公演が来て、
また春が来て・・・
公演が終わり気づけば季節は春になっていました
梅の季節も終わり、まわりは少しずつ桜が芽吹き始めています
春は出会いと別れの季節
僕達が走る先にはまた多くの出会いがあるのでしょう
ピーターパンの今後の活動はまだわかりません
毎回その公演に全力投球で先のことは詳しくは考えていません
けど僕達は今があります
過去がありそして未来があります
ひとときの別れなど、次に会う時のきっかけにすぎません
必ずまた新たな出会いと共にお会いする日が来るでしょう

挨拶が遅れてしまい申し訳ございませんでした
みなさまほんとうにありがとうございます!

それでは・・・

また劇場で出会うその時まで、
ひとときのさようならを!

劇団ピーターパン 代表  都築雄一

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ