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Diary

瞳に舞う桜

瞳に舞う桜
早いもので公演から2週間がたちました。桜の花も咲き始め、みなさまお花見の計画を立てていらっしゃるころでしょうか♪
今回は、スタッフの上田が劇中のシーンから着想を得た詩をお届けします。
そのシーンとは、アンケートでも印象に残ったという声が多かった、「勇の父親(クサナギ)と母親(美代)が桜を見上げながら話すシーン」。
どういうシーンだったかと言うと……

ほんとうはまだ3部咲きくらいの桜。目が不自由な美代に、「感覚をとぎすませてみろよ、満開だ」というクサナギ。美代はクサナギが夫だということがわかっている。そして美代の瞳にはいつか2人で何回も見た桜が、鮮やかに今見える。
夫婦は10年ぶりに言葉を交わす……

だからタイトルは「瞳に舞う桜(ひとみにまうはな)」。桜と書いて「はな」と読みます。脚本の齋藤が案を出してくれました。

すこし裏話をさせていただくと、まだ公演へ向けての稽古の真っ最中、私はこのシーンをイメージしてピアノ曲をつくりました。公演2日目には、実はお客様がお帰りになられるときに、舞台袖でさりげなく生演奏していました☆
公演が終わってからその曲につけた歌詞が、この詩です。

ちなみに1番はクサナギ、2番は美代、3番は2人で歌うパートになっています。
このあいだ、実際に役をやった2人の歌で、私のピアノ、団員のコントラバス、ヴァイオリンも加わって演奏したんですよ。

<瞳に舞う桜>

1 不器用な言葉 もてあまし続け
  いつからか自分の弱さから逃げて
  素直になれずに すれ違いにも慣れた
  近くて遠い距離に ただ立ち尽くし

  最後まで 嘘ついて でも自分を騙しきれずに
  魂は めぐりゆく もう一度 出逢うため
  桜舞う頃

  今なら

2 言えなかった言葉 しまいこんだまま
  今年もこの季節 胸の奥うずく
  あなたは今でも 心に生きてる
  きっとまた会える日が 来る気がして

  ただ一度 もう一度 もしもあなたに言えるならば
  ひとつだけ 伝えたい 10年の 時を超え
  桜の下で

(美代)ありがとう  (クサナギ)会えて良かった

3 あのときからずっと 想いは色あせない
  今ここに見える ほら 瞳に舞う桜

「ありがとう」「会えて良かった」
面と向かってはなかなか言えずにすごしてしまう言葉かも。でも私は、本公演、そして劇団ピーターパンそのものを表すのにまさにぴったりな言葉だと思っています。
そしてお客様にとって劇団ピーターパンが、こう言っていただけるような存在になれたらこれ以上嬉しいことはありません。まさに「一期一会」。。。
私は今音大にいるのですが、今回団員が自分のつくった音楽で感動してくれたことに大きな力をもらいました。ピーターパンはHOME。各自のフィールドで自分の可能性を広げる際、原点となる体験ができる場所。そう思っています。

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