*

Diary

思い出したら、思い出になった

ぴたぱん通信をご覧のみなさん、こんにちは。

劇団ピーターパン副団長の都築です。先程の公演では、前説と映像、広報等をやっていました。
副団長と言いましても、劇団立ち上げの発起人となったということで徳永と共に団長、副団長となっているだけで、実質はただの古株の一人でしかありません。
ただ、思えば第1回からなんだかんだすべての公演に関わっているのは佐藤令奈と、辛うじて私だけかもしれません。そういう意味でもこの10回公演というのは、自分にとっても特別なものとなり、また一つの区切りともなりました。
そうです、いつの間にか公演回数も10回というものになりました。
これも見にきて下さっているお客さんあってのことです。本当にありがとうございます。

さて、タイトルにあります「思い出したら、思い出になった」という言葉は、私の好きな言葉の一つであり、糸井重里さんの本のタイトルからとりました。
この言葉は糸井さんが、フランス語
Je me souviens.
を和訳したもので、この言葉はカナダのケベック州の車のナンバープレートのとこによく書いてあるらしいです。直訳で、「私を思い出して」。ことばの由来は、正式には伝わっていないらしいですが、
「自分たちのルーツを忘れないように‥‥」という気持ちが込められているらしいです。

劇団をやっている自分のルーツは?と尋ねられたら、湘南高校であり、劇団非常口でありと答えるところではありますが、一番は、あの第1回をやったるぞーと思わずにはいられなかった「想い」であります。あの頃は一言で言えば「熱さ」しかなく、ただひたすらにがむしゃらに熱中できるものを探しておりました。熱くなるが故に衝突したりもしましたし、夜遅くまで語り合ったりもしました。
とかく大人になるといろいろ知り、要領がよくなり、冷静に物事が見られるようになる反面、熱さだったりバカさは減っていくものかもしれません。現にぴたぱんでも、社会人が増え、なかなか一堂に会して意見を言い合ったり、夜遅くまで語り合ったりとかは厳しくなっているところがあります。けど、ここには未だにバカで熱いメンバーがいます!じゃなければこんな活動できませんから!笑
もちろん熱さだけで色々解決するぐらい甘い世の中ではないですし、劇団員も増え様々な意見が交錯する中、ただの熱さや理想だけでは物事をまとめられません。けど、だからこそ熱く強い想いで何か物事を決めていく必要があるのではないかと思います。私個人としても、冷静さを合わせ持った熱さを目指していきたいと考えています。

少し話がそれましたが、もう一つの私のルーツを上げさせていただければ、公演後の笑顔です。この事は以前何回か書かせて頂きましたが、それは公演が終わった後見にきてくれたお客さんが笑顔で出てきてくれることであり、その笑顔を見た団員が時に泣きそして笑顔になる。そんなもろもろの姿を見ているのが私はたまらなく好きで、それゆえにまた続けようと思い、この10回まで歩んできました。
10回が長いか短いかはよくわかりませんが続ける難しさを感じている今日この頃でもあります。物事を続けるにはなにかしらモチベーションが無いとキツイですが、私にとってはこの二つのルーツが今でも大きなモチベーションになっています。言い換えれば、前者は団員のみんなでもあり、後者はお客さんとも言えます。その二つがそろわなかったら、ここまで続けては来られなかったと思います。ありがとう!!

私たちは公演を通してみなさんと会話します。そこの物語を通して、人生を共有します。それはありふれた日常であり、非日常なファンタジーであるかもしれません。ただ、その中に生きている人の心で、言葉で、自分のしまっていた思い出の扉を開いて、その時の感情を思い出していただけたら幸いであり、また、この公演自体が一つの思い出として今後その思い出と結び付ける懸け橋になれば良いなとも思います。

10回公演を行ったとは言え、技術的にはまだまだ未熟なところが多々あります。ただ、熱さであったり気持ちの部分想いの部分は、今後も変わらず直球でお客さんに投げていけるような、共に心をふるわせられるような、そんな劇団でありたいと考えています。

明るい話題が少ない中、私たちの公演が、ただの記憶としてどこかにしまわれているだけでなく、ふとしたときに思い出して頂けるような、思い出を誰かと語り合う一役を担えるような、そんな公演を今後もつくっていきたいと思います。

本当に文章を書くのは苦手なのですが、10回経験してきたその想いを少しでも感じていただければありがたい限りです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この10回の公演を一つの区切りとしつつも、まだまだ今後も劇団ピーターパンは走り続けていきます。既に3月に公演も予定しておりますので、今のうちにご予定空けといてください!
それでは劇場で出会うその時まで、ひとときのさようならを。

あーんど、Trick or Treat!!
都築雄一
Halloween1Halloween2(dark3)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ