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Diary

アンニュイな日々に

アンニュイ
ennui[<((フランス語))]
[名・形動]ものうい感じであること。また、そのさま。倦怠(けんたい)。

ぴたぱん通信をご覧のみなさん、こんにちは。団員の貝塚です。
梅雨ともなると、さすがに雨や曇りの日が多いですね。
こんな天気が続くと、みなさんの中にもennuiな気分で日々をお過ごしの方が多いのではないでしょうか?

外に足が向かない日には、家の中で読書というのもいいものです。
そこで今回はこの場を借りて、私がおすすめの本・作家をご紹介しましょう。

私が中学生の頃から現在に至るまで、断然好きな作家がいます。
それは北 杜夫(キタ モリオ)です。
北氏は童話・エッセイ・軽い小説や重い小説など、幅広い種類の文章を書かれる方で、作品によって読者の層もさまざまです。
私は氏が書いた本は9割方持っている自信がありますが、それらのうち純文学作品は9割方が積ん読状態であります。(けしからぬことではあります。)
つまり、同じ人物の作品でありながら、そこまで作風が異なるのです。
私が主に読むのは、氏の作品の中でも比較的「軽い」類いの文章です。

『船乗りクプクプの冒険』や『さびしい王様』などの童話シリーズは最も読みやすいジャンルと言って良いでしょう。
童話といっても必ずしも低年齢向けというわけではありません。「十歳から百歳までの子供のための童話」と銘打っているように、大人が読んでも十分に読みごたえがあります。これらの作品は、愉快で軽快な話の中にちょっぴりもの悲しさが混ざっていて、ennuiな今の季節にはぴったりと思われます。

しかし、なんといっても秀逸なのは「どくとるマンボウ○○記」シリーズをはじめとするエッセイです。
「航海記」「青春記」の2作がその代表ですが、その文体には独特のユーモアがあり、一冊読めばennuiな気分などたちどころに消滅することでしょう。むしろ、笑いすぎによる窒息を十分に警戒しながら読むべきかと思われます。
また、少し落ち着いてから読み直してみると、旅行記・随筆としても赴き深いものであり、私としては名作と呼んで差し支えない作品だと思っています。

あなたも、もしお時間がありましたら、ぜひ一度、氏の作品を手にとってみてください。ennuiな日々に、ちょっぴり彩りが添えられることでしょう。

それでは、また。

貝塚 剛志

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