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Diary

アナクロニズムの残党

ぴたぱん通信をご覧の皆さま、こんにちは。団員の貝塚です。
今日は近況に関連してひとつ、書いてみたいと思います。

先日、大学の体育会のコンパにOBとして顔を出してきました。
私のいた大学の体育会というのは、覇気と礼儀を重んじる、古き良き伝統のある組織でして、先輩への挨拶や気遣いなどを徹底して行っています。そのため「縦のつながり」というものが大変強いのです。
コンパを主催するのは学部の3年生ですので、もう私からは6代下になるのですが、その席には私より上の代の先輩もいらしていました。
現在の自分は、あまりそういった環境に身を置いておりませんので、久々のコンパの場に身が引き締まる思いでしたが、大変良い刺激になりました。

しかしながらこの組織も、個人主義、ゆとり教育といった「時代の流れ」の影響を少なからず受けているようです。この組織を昔から知っている方たちからは、「変わった」という声をよく耳にします。
前述の「縦のつながり」という点に関して言えば、私から10~20代上の先輩の時代には、それはもう密なつながりがあったそうです。
例えば夜、アパートの自室で寝ていると、先輩が突然ドアを叩き、上がり込んで来て、そのまま飲み会が始まったりしていたそうです。部屋の主であるその後輩は、それに巻き込まれ、さらには酒や煙草を買いに行かされたりしていたそうです。ちなみに、ドアの鍵はかけていると破壊されてしまうため、皆かけないようにしていたそうです。冗談のような話ですが、恐らく本当です。(証言者複数あり。)
しかしその分、後輩も先輩を頼っていました。学食などで先輩を見かけた際、よろしくお願いします!と頭を下げれば必ずおごってもらえました。(そのため、先輩のアルバイト代の大部分は後輩のために費やされていたそうです。)悩みがあれば、朝まででも相談に乗ってもらえましたし、街で不良グループに理不尽な仕打ちを受けたとわかれば、総出でお礼参りに…まああまり過激な記述は控えましょうか。
こういった、ともすれば暑苦しいほどの人間関係は、今の世の中ではどんどん失われているようです。残念ながら、この体育会も例外ではありません。
世相を考えれば、恐らくこのような「体育会イズム」は時代錯誤なのでしょう。しかし、そこには互いの心身の成長に重要なものが、確かにあったと思うのです。
私の世代などは、既に先輩方から見ればまったく「ぬるい」のだと思います。それでも、自分が伝えられる限りのことは後輩にも伝えていきたい。そのように思う、今日この頃であります。

貝塚 剛志

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